持ち家vs賃貸の議論はいろんな方が開設されていていて、
賃貸というのが最終結論らしい。
あくまで資産とみるとそういうことらしいのだ。
どこにでもあるような建売住宅を渡り歩くような生活をするのであれば
持ち家は負債でしかないだろうし、賃貸でもよかっただろう。
でも、家族と住む家にはこだわりたかった。
家族で空間を共有できるような家にしたかったし、
庭まで含めて楽しく過ごせるような家が欲しかった。
だから、自分は家を購入した。
結婚か独身かについて、持ち家vs賃貸同様にコスパで考えるならば、
人生のなかで最もコスパが悪いのは「結婚」だと思う。
自分より稼ぐ相手との結婚ならともかく、
我が家のように専業主婦なら、大きな負債を背負い込んだようなもの。
年々劣化していくし、なんやかんやで自分の時間も奪っていく。
子どもなんてできたらもっと最悪で、奴らは資産も時間も大半を食い尽くしていく。
では、そんなコスパが悪い結婚を避け、独身でいることが幸せなのだろうか。
自分と人生を共有するパートナーがいない中で
コスト、コストで判断しながら、資産をためることが幸せなのだろうか。
ライフプランに何も思い描けないプランを眺めて
資産だけが右肩上がりになっていることが楽しいだろうか。
世の中にはコストだけでは計れないものがある。
家族との時間、そしてかかる費用だ。
たとえコスパが悪くても、結婚は人生を豊かにするために必要な投資であり、
ここにコストをかけないのならば、手元にある資産にはあまり意味がない。
結婚により自分は大変な負債を抱えたが、ここを攻略しないと人生は楽しくない。
持ち家も同様。
自分の家族との時間を共有するためにいろいろ考えた家なので、
「リセールバリュー」なんて言葉に意味はない。
多額のローンをどう返していくかパートナーとあれこれ悩むことも、
人生の中では何となく楽しい時間で、自分にとって必要な投資なのだ。