息子のスマホを買った。
スマホの料金システムは超難解なので、ずっと格安SIMとSIMフリースマホにして店員との交渉を避けてきたけど、子供にはiPhoneくらい買ってあげようかと、初めて店員と真面目に交渉してきた。
色々あって2日間に分けて交渉したので、合計6時間くらい話した。
店員との会話で感じたのは以下のこと。
1.キャリアは他社からの「乗り換え」して欲しい。
2.メーカー側も数を出したい?
3.店員の興味は契約の数のみ。
何年か前に菅さんが「携帯を安く」なんて頑張っていたけれど、基本的に業界の体質は変わっていない。
法の目をくぐり抜けるような業態が蔓延していて闇深い。
「販売奨励金」的なものがいっぱい動いていそう。
どの業界も同じなんだろうけど。
1.キャリアは他社からの「乗り換え」して欲しい。
昔から変わらず、キャリアが気にしているのは流入、流出、契約者の数なんだろう。
乗り換えに対しては未だに手厚い。
光の契約とセットにして囲い込もうとしている意図もあり。
光回線に対するキャッシュバックはまだまだあり。
乗り換えが難しい光回線のキャッシュバックで釣り、家族ごと囲い込んでしまおうと言う感じなのだろうか。
とにかく相変わらず相当の「販売奨励金」は販売店に流れているっぽい。
2.メーカー側も数を出したい?
車の残クレみたいなサービスが始まっていた。
中古品のマーケットが成熟してきたのだろうか。
メーカー側も数を出したいので販売奨励金を出しているのだろうか。
これで儲かる仕組みがいまいち分からなかった。
ちなみに残クレ契約でも、回線の契約の有無はあんまり関係ないっぽい。
機種代を支払いさえすれば、キャリアを変えてしまっても良いらしい。
ただ、よく考えないと48回払いになっているだけの場合もある。
3.店員の興味は契約の数のみ。
真面目に店員と話したのは20年ぶりくらいだったので、昔からそうだったかもしれないが、店員は「契約の数」にしか興味ない。
今回交渉に長時間かかったのは契約の内容説明よりも、解約方法の説明に時間かかったからだが、まだ契約もしてないのに解約方法も何でも教えてくれた。
契約後に解約されようが、店員にとってはどうでもいいっぽい。
「キャッシュバック10000円つけるので、3ヶ月後解約してください。」みたいなことをたくさん言われた。
ただただ、契約数に対する奨励金がほしいみたいだった。
で、結局どうするか。
現在我が家はOCNで契約しているがOCN→docomoでも乗り換え対象になるらしい。
3~6ヶ月したらOCNに戻してもいいとのことなので、半年くらいdocomoで契約して、またOCNに動かすことにする。
ちなみに、乗り換えはdocomoのプランを指定されたが、即日ahamoに変更してしまっていいとのこと。
ahamoでしばらく過ごしてOCNにもどす。
機種は1円/月の機種にして、残債は払わずに2年後に機種を返品する予定にしておく。
2年後に再度OCNに戻っているはずなので、乗り換え+機種変更が再度可能だろう。
システムが謎なので「残クレ」は最後まで抵抗があったが、2年後に機種変更する前提ならばデメリットは少なそう。
24円払って、次も同様の機種を探そうか。
結局、息子の分と合わせて2台のiphone買った。
家に帰って妻と話し合ったが、やはりこのスマホのシステムは謎だらけで、闇が深い。
店員には何度も確認したが、どこかで詐欺の要素があっても気がつかないと思う。
世の中の大半の人が、こんな契約をちゃんと理解してると思えず、不思議で不思議で仕方がない。
交渉中、隣の席で店員と話す別の客の会話が聞こえてきた。
「家族の月の支払いが9万円にもなって、これ以上払えない。娘は一人で2万円もかかるし…」
だって。
まあ、そうなるわな…と思った