アルマガ

酒を飲みながら酔った勢いで書く、中年サラリーマンの愚痴の保管所

お金よりも大切なこと。

 東京に出張だった。

電車に揺られ、人混みと街並みを眺めながらふと思う。

「ここに住んでいる人は幸せなんだろうか?」

価値観は人それぞれだけど、自分は東京では幸せに暮らせそうにないと思った。

 

 先週末の夕方、不意に思い立って妻と二人でとある高原にドライブした。高原の湖に到着し、持参したSUPを湖面に浮かべて二人で漂った。夕方で人もまばらで、ひっそりとした湖に響くひぐらしの声が心地よく、波に揺られながらいろいろと語り合った。

 家を出て家に帰るまで、時間にして3,4時間程度か。簡単にこんな時間を過ごせる今の環境は最高に贅沢だと思った。いくら大金を積んでも、都心の真ん中の人にはこんなことはできまい。地方にいるからこその贅沢。

 

 地方に暮らしていると、金銭面ではいろいろと不利なこともある。確かに都会の方が稼げるし、それを求めてみんな集まる。でも、お金があっても幸せなんだろうか。なんのために稼ぐのか。お金の大小ばかりを追い求めて、大切なことを忘れてないだろうか。

 人生の目的は「お金」じゃない。大切なのはそれを何に使うかということ。せっかくお金があっても、満足に使える環境にいないのならば、そのお金はあまり意味がない。

 

「お金を稼ぐ」ということは、自分の「財産」を切り売りすること。それは、物だったり、時間だったり、環境だったり、価値観だったり、体力、能力、知識だったり。何を切り売りしてくか、よく考えないといけない。