「貯金2000万円で500万円の車が買えるか」
小学生でも計算できそうな一見簡単そうな問題だが、きちんと答えられる人がどれだけいるだろうか。
答えは「人による」だ。
年齢、収入、今後の人生の予定、見通しなどが大きく左右する問題で、「貯金があるから買える」程度の話ではない。
500万円という金額がその後の人生にどう影響するかを考えた上で結論が出る話で、今の貯金の大小はあまり関係ないことだと思う。
3年ぶりに自作のライフプランの見直しをした。
見直しのポイントは
・遅くとも60歳でリタイアしたい。
・全資産に対するリスク資産の比率の整理。
以上の2点だ。
60歳で引退する場合、今の生活水準で貯金のみの資産だと、85歳で自分の全資産を食いつぶしてしまう。
そこで必要なのが現在も取り組んでいる投資信託などの資産運用。
ただ、全資産をリスク資産には振れないので、安全資産とリスク資産が50%ずつ、リスク資産を年2.5%程度で運用できる仮定し、投資信託を積立、取り崩しをいつ、どの程度行うかを見直した。
結果、100歳まである程度の資産を残すことができ、とりあえず生きていられることがわかった。
で、冒頭の問い。
「500万円の車が買えるか」
我が家は現状で2000万円程度資産がある。
今、500万円の車を買うことはできる。
ただ、500万円もの貯蓄がなくなると、将来の貯蓄が目減りするので、計算上70歳くらいで破綻する。
したがって結論としては「買えない。」
実際には世の中の変化に大きく左右され、簡単には結論が出せることではない。
ただ、未来の資産を切り取ることになることを忘れてはいけない。
大きな買い物の際は、一度自分の未来を考えて見るといいと思う。